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Finkの利用方法

Sun Mar 16 13:52:38 GMT+00:00 2003
$Author: sakito $

Finkの利用方法の解説

Finkに関して記述します。

Mac OS X10.2対応文書

Table of Contents

Fink導入

Finkとは何か

Mac OS Xにおいては大くのUnix Softwareが動作しますが、一部は変更が必要になる場合もあります。また動作するとしてもだれも試験していない場合もあります。

また./configureでインストールした場合uninstallがむずかしいsoftwareもあります。

FinkはUnixのOpen Source softwareをMac OS Xにパッケージとして移植するプロジェクト、および、移植したsoftwareを扱うためのソフトの名称です。

プロジェクトのWEBサイトはhttp://fink.sourceforge.net/です。

移植されたsoftwareのリストをAll Packages ByNameで見る事が出来ます。

すでに2000を越えています。

Finkを利用する理由

最大の利点はOpen Sourceなsoftwareを比較的気軽に取り扱えるという点にあります。プログラムのソースコードを直接読める事は安心感があります。

また多くのsoftwareの利用に対価が求められないというのも重要だとおもいます。

対価が求められない反面、利用は自己責任になります。

問題がおきてもプログラムのソースコード読めば原因が特定できる場合もありますから、その点では合理的に感じます。

とりあえず便利ですので、自己責任の範囲で利用するといいです。

Finkの入手と導入

Finkを利用する場合DeveloperToolsをインストールしておく方がよいです。なくてもよいですが、その場合はソースからのインストールができませんので、あまりおもしろくありません。

またソースからのインストールしかできないプログラムが多いです。

あとは、忍耐力が必要なようです(Fink User's Guideより)

ISDN環境やモデム環境ではダウンロードに時間がかかるsoftwareもあるので気をつけてください。

Fink Downloadsからインストーラを入手します。Fink 0.x.x Binary Installer(xはバージョン)をクリックしてダウンロードします。

fink-0.x.x-installer.dmgをダブルクリックして指示にしたがいインストールすれば問題ありません。

インストール後$HOMEに.cshrcと言うファイルを作成し、以下のように書きます。

source /sw/bin/init.csh

もしbashに変更している場合は.bahrcに、

source /sw/bin/init.sh

です。

.cshrcの作成方法
新規作成時
echo "source /sw/bin/init.csh"  > .cshrc

とするのが簡単です。

追加時
echo "source /sw/bin/init.csh"  >> .cshrc

これで追加書き込みになります。

動作確認

TerminalもしくはJTerminalで以下のように打ちます。

fink list

インストール可能なsoftwareが列挙されます。

ゆっくり見たい場合は

fink list | more

です。

また目的のプログラムがある場合は

fink list プログラム名

で、そのプログラムがパッケージされていれば表示されます。

プログラムリストの更新

インストールを確認したらプログラムリストを更新します。

fink selfupdate-cvs

プログラムリストは最新のプログラムをどこから探すかを指定するリストのファイルです。

このファイルが最新でないとプログラムが取得できずエラーとなる場合がありますので注意してください。

Finkの利用

Finkの設定

Finkの設定ファイルは

/sw/etc/fink.conf

です。

通常の利用では書きかえる必要はありませんが、unstable(非安定)なプログラムを入れるのが好きな人柱精神がある場合は、Treesの所を以下のように書き換えておくとunstableなパッケージも利用できるようになります。

Trees: local/main stable/main stable/crypto local/bootstrap unstable/main \
    unstable/crypto

Fink利用コマンド

finkのコマンド、オプションは以下です。

コマンド
install 指定したパッケージをインストール/アップデートする
remove 指定したパッケージを削除する
selfupdate Fink自身を最新にアップデートする
update-all インストールれているパッケージすべてをアップデートする
configure 設定のプロセスを再度おこなう
list 利用できるパッケージをリスト、名前でフィルタリング可能
apropos キーワード(正規表現)に一致するパッケージをリストする
describe 指定したパッケージの詳細説明を表示する
オプション
--help ヘルプ表示
--version バージョン表示

パッケージのインストール

fink install package-name

です。この場合ソースインストールとなるのでDeveloperToolsが必須です。

コンパイル済みバイナリのインストールを行なう場合は次章で説明するAPTを利用してください。

X Window Systemとの共存

X11 for Mac OS XやX on X、XDarwinなどをすでにインストールしている場合は

fink install system-xfree86

をインストールしてください。

X11 for Mac OS Xの注意点

X11 for Mac OS XではライブラリがSDKとして別配布となっています。SDKがインストールされていないと、system-xfree86はインストールできません。

Debian Like

aptとは何か

FinkはAPTを基にしています。

APTとはLinuxデストリビューションの一つであるDebian GNU/Linuxが採用しているパッケージ管理システムです。

コマンドの利用方法およびパッケージの作成方法などすべてDebiian GNU/Linuxと同様になります。

APTの詳細は「APT HOWTO」を読めばよくわかりますが、ここで簡易に説明を記述しておきます。

プログラムの中には別のプログラムに動作依存している物もあります。

例えばAというプログラムはBというプログラムがないと動作しないなどです。

FinkではAPTのシステムを利用して、これを検出し、依存プログラムも同時にインストールします。

APTそのものはインストール作業をしません。純粋に依存関係の検出管理をするだけです。

インストール作業はdpkgが行ないます。APTはdpkgのフロントエンドです。

基本がAPTとdpkgなのでこれらを知る事でよりFinkの理解が深まります。

以下のようなコマンドで構成されます。

APT関連:apt-cache,apt-cdrom,apt-extracttemplates,apt-config,apt-get,apt-sortpkgs

dpkg関連:dpkg,dpkg-architecture,dpkg-buildpackage,dpkg-checkbuilddeps,dpkg-deb,dpkg-distaddfile,dpkg-genchanges,dpkg-gencontrol,dpkg-name,dpkg-parsechangelog,dpkg-scanpackages,dpkg-scansources,dpkg-shlibdeps,dpkg-source,dpkg-split

その他:dselect

主な物だけ解説します。

apt-get

利用は難しくありません。

インストールの場合は

apt-get install package-name

だけです。

ほかの操作は

apt-get -h

で調べてください。

apt-cache

パッケージの管理情報を参照、検索するコマンドです。

apt-get search package-name

にてfink listと同様な事が可能です。

パッケージ作成

自分が望む物がない場合

UNIX精神では自分でつくる事になります。

なかなか楽しいです。

パッケージ作成の基礎知識

Finkのパッケージの作成方法は「Creating Fink Packages」に詳細な記述があります。

この大枠はAPTのパッケージングとほぼ同様ですので

「APT HOWTO」「Debian メンテナ入門」「Debian ポリシーマニュアル」

の文書が役に立つでしょう。

既存パッケージの改造

最初は改造から始めるのがよいと思います。

未完成